1996年に、OSDの変更の義務化の一環として、MIL-STD-1388はキャンセルされました。ただし「民間」の代替が登場するまでの間、MIL-PRF-49506として置換えられてきました。

 MIL-STD-1388の代替として、1998年にイギリス国防省によってDEF STAN 00-60(2010年にはDEF STAN 00-600に置換え)またはDEF(AUST)5692に置換えられました。オーストラリア防衛部門によって2003年にこれらの軍事仕様は限定使用されましたが、自国内での配布にとどまっています。MIL-STD-1388は、そのキャンセル後も、さまざまな国で多くの軍事調達契約により要求されています。

 MIL-STD-1388がなくなったため、LSAプロセスに代わる2つの民間のイニシアチブが登場しました。その1つは、2007年にSAE InternationalによってGEIA-STD-0007 および関連するGEIA-HB-0007 の発行に至る政府電子情報技術協会(GEIA)の枠組みの中で開発されました。2つ目のものは2010年にヨーロッパ航空宇宙工業会(ASD)および防衛産業協会(AIA)によって発行されたS3000Lです。GEIA仕様は主に米国で軍事プログラムのためにだけ使われ、S3000Lは民間と軍事プロジェクトの両方に主にヨーロッパで広く採用されました。

DEF STAN 00-600について

 DEF STANは、イギリス防衛省(UK MoD)による標準化ドキュメントであり、DEF STAN 00-600はILS(INTEGRATED LOGISTIC SUPPORT)についてまとめられたものです。MIL-STD-1388がキャンセルされた後、DEF STAN 00-600にその内容が踏襲され、各国のロジスティックシステム関係者が参照するものとなりました。(内容はほぼ変わらず)

※UK Defence Standardization サイト(参考)

GEIA-STD-0007について

 続いて、米国においてSAE International(Society of Automotive Engineers)がGEIA-STD-0007を継承しています。内容としては、MIL-STD-1388-2Bの後継となっています。

 「この規格は、サポータビリティ分析の結果として生成できるデータ要素のリストを提供し、ロジスティクス設計要件、信頼性と保守性、システムの安全性、メンテナンスエンジニアリング、サポートとテスト機器、トレーニングとトレーニング機器、人員とスキル、設備、輸送、供給サポート、部品梱包などとなる。

 GEIA-STD-0007規格では、物流製品データとその定義を構成するエンティティと属性を使用してXML(Extensible Markup Language)を使用することで、物流サポート分析記録(LSAR)への新しいアプローチを提供しています。GEIA-STD-0007は、ロジスティクス商品データの全部または一部、およびロジスティクス商品データの顧客定義サブセットをカバーする包括的なデータタグセットを提供します。」(Webx systems社ホームページの機械翻訳)

DAUにおける、GEIA-STD-0007を説明する資料より

※本関係資料は、SAEより有償にて入手可能。