【S1】LSA(ロジスティックサポート分析)の始まり

LSAは、「新製品開発から運用に亙る間に、目的とするシステムをより信頼性が高く経済的なものになるように、概念設計、プロトの製作、フルスケ―ル・モデル製作、実用システム製作の各段階で、ILSの項で述べる要素を継続的に且つ定量的に行う手法。検討の対象は開発のステップが進むに従い、サブシステムからユニット、エレメント、パーツへと段階的に細かくなって行きます。この間に上記の要素の観点でより効率が良く且つ確実なものへ、またより経済的なものへトレードオフしながらシステム内容を固めて行く技術です。」(Japan Project Management Forum, JPMFより引用)と説明されています。

(シーメンス社資料より)

上図のように、LSAは、ILSの一部の活動として定義されています。ILSとは、「システムのライフサイクルに亙ってシステムの効率を最大に、且つ経済的にするために考えられる全てのこと、即ち保全計画、供給支援、試験包装/保管 輸送、作業員および訓練、必要な設備、これらの運用のデータ、およびコンピュータシステムなどの要素を包含します。LSAがシステムの構成要素や技術を対象としているのに対し、ILSはLSAの実行管理の面が中心です。即ちユーザがシステムのライルサイクルにわたり期待する性能のものを、必要な時期に、経済的に得られるように、初期の段階に計画し、実行を管理する機能です。」(同上)と説明されています。

データ標準化の始まりは、1970年代に遡る米軍のMIL規格に始まります。MIL-STD-1388によるロジスティックサポート分析およびそのレコード(DOD REQURIEMENTS FOR A LOGISTICS SUPPORT ANALYSIS RECORD)の規定です。DoD関係者はこのような内容の運用データを採取し、装備品メーカから入手することにより、当該装備品のライフサイクルに関する種々の分析・検討が出来るようにしました。

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