歴史
TFDの事業は、1976年9月、米国カリフォルニア州サンタモニカにおける防衛経済コンサルタント会社「The Assessment Group(TAG)」の設立に端を発しています。米国海軍の新たな調達の資本/労働比に影響を与えることができる方法を開発する契約を米海軍人事局と結び、TAGの研究は、後にEDCAS(Equipment Designer’s Cost Analysis System)になるモデルの開発につながりました。
契約によってTAGが開発したソフトウェアのプロトタイプを、適応して商用化するという構想のもと、1985年、「Systems Exchange」が設立されました。この試みの代表であるEDCASモデルは、最初のEDCASのユーザーライセンスが、レオパルトII戦車のメーカーであるドイツのクラウス=マッファイ社に販売されました。
1990年代初頭にクレイグ・シャーブルック(VMetricエンジンの著者)との協同によりVMetric予備品最適化ツールを開発したのち、TFDは、一元的な「共通ソース」構造のデータベースを採用するという概念の開発に着手しました。 このデータベースは、System Exchangeのすべてのアプリケーションにデータをフィードし、また、新しいアプリケーションやデータソースを接続できる中央分析データハブを提供するというもので、この概念は、後に TFD Data Vault (TFD dV) になりました。
Systems Exchangeは1992年、米国カリフォルニア州モントレーのパシフィックグローブに移転し、ここで「TFD Group」として改称されました。パシフィックグローブは、現在でもTFD Groupの本社所在地です。
1995年には英国ノーウィッチにTFD Services Ltdが設立され、2001には南アフリカ共和国プレトリアでTFD Africaが設立されました。TFD Services Ltdはその後、2003年に「TFD Europe Ltd」に改称されました。
TFDは、1996年、米国海軍艦艇LPD-17(サン・アントニオ級)プログラムをサポートするために、アクティビティベースのコスト分析ツールMAAPを開発しました。画期的なモデリング技術を使用したMAAPは現在でもロジスティックの最先端手法です。
現在、TFDは、新たなソリューション、プロダクト、およびサービスの開発を継続して行っており、世界中に顧客ベースを拡大しています。次世代型の在庫最適化ツールTempoやサプライチェーン最適化ツールSCOなどの新たなプロダクトに加え、TFDは、個々の顧客のニーズに合わせた意思決定支援システムを数多く構築(または追加)しています。
グループ会社
真に国際的な顧客ベースを有するため、TFDグループのソリューション、製品、サービスは、以下の事業運営を通じて提供されます。
- TFD Group:米国 カリフォルニア州モントレー
- TFD Europe:イギリス ノーウィッチ
- TFD Africa:南アフリカ共和国 プレトリア
TFDは、世界的な活動を支援するために、以下の組織との提携やパートナーシップを結んでいます。
- 富士通特機システム、エヴァアビエーション:東京
- GRA:オーストラリア メルボルン
- QVISE:パキスタン カラチ
- TechySky Ltd:中国 北京